青い木白い花豊かな果実

荒廃した世界。
そこに生きる一家の最後の食卓。
この一皿を食べたら、もう食料は無い。
一家は恨めしげに庭に生えている一本の木を眺めた。
その木には、食料が費えたとき、奇蹟が起こり大きな実がつく、という言い伝えがあったのだが…表題作を含めた9作品を収録した、福山庸治の傑作ファンタジー短編集!満月がやけに大きく見える、ある夏の夜。
静かな別荘地の森の中で、少女は感じていた。
それはとても不思議な、心地よい気分。
なんだか自分が自分で無いような心地……。
原因不明の奇病「タヌキ」にかかってしまった少女と男が、「オオカミ」になってしまった姉を追い、白昼夢のような一日を体験する。
福山庸治が描く、幻想的な傑作長編!強大な亜細亜大帝国を建設すべくわが大日本帝国は立ち上がった!! 生物を巨大化させる隕石を発見した日本軍は、女性を巨人化させ、兵器として大量生産を開始する。
巨大化した女性たちは兵器として戦場に送られた。
深町一等兵は改造され、自らの手では性欲を解消できない戦車の性感帯を刺激してやる慰安戦車の訓練を受ける。
綺想ポリティカル・サイエンス・ドスケベ・ミリタリー漫画の大金字塔!日本がポツダム宣言を受諾してから半年、国内はいまだ混迷していた。
物価は高騰、未曾有のインフレ、政府は金融緊急措置令を発令し預金封鎖を敢行した。
銀行員の久須美静子は、人手不足のS県に出張を命じられる。
しかし派遣された銀行は、日銀券ではなく便を取り扱う糞便銀行だった。
S県は、県民全員が食便愛好家だったのだ。
これもまた戦争が生んだ悲劇だった――。
秘書のクレアには秘密があった。
卑劣な恐喝者から高額な金を請求されているのだ。
借金を返すためには1セントだって無駄遣いはできない。
そんなとき彼女は突然、憧れの社長ニコラスからプロポーズされた。
しかし自分の思いとは裏腹に彼が求めているのは便宜上の結婚だった。
愛のない結婚をするつもりはない。
だからと言って断れば秘書の仕事を失ってしまう。
窮地に立たされたクレアはある決断をした。
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